こんにちは、おきもんです。
今回は、子供が全く勉強をしなくて困っているとお悩み相談です。
親は、子供に将来のために勉強をしっかり頑張って欲しいのに、子供は全く他人事のように、いつまでもゲームをしたり、携帯を見ていたりしています。
私の職場でも受験年の親は、「あせっている親の気持ちとは反対に、子供は全く勉強をしないんです。」と悩んでいる相談を良く聞きます。
何事も親の思い通りに進まないので、イライラして子供を叱ってしまい、自分をせめて落ちこんでいるお母さんも多いのではないでしょうか?

今日の宿題やったの?次のテスト大丈夫なの。

・・・

聞こえてるなら返事ぐらいしたら?

知らない・・・

いつまで携帯見ているの?さっさと部屋にいって勉強したら?

うるさいな!部屋にいくかな。
このような子供とのやり取りは、日常茶飯事ですよね。なかなか、勉強のやる気がない子育てに悩んで見える家庭向けの内容です。
それでは、子供が勉強するようにやる気を引き出す方法として、アメリカの臨床心理学者ハーズバーグの理論の活用を折り込みながら紹介していきます。
子育て悩み:勉強のやる気を引き出すにはどうする?報酬&やりがい
どの方法が子供のやる気を引き出すかは、子供の性格などもあるので一概には言えませんが、いろんな方法を試してみてください。
1人1人個性があるように、やる気を引き出す方法がその子供にあっているかは、やった結果でしか物事は判断できません。
少しづつ、「あれ、なんだか最近勉強頑張っているな」と思えるお子さんの姿を見ることができれば、結果オーライですね。
臨床心理学者ハーズバーグのやる気引き出し方法とは
子供に勉強しなさいといっても、子供は、学校から帰ってきて、寝るまでの短時間で効率的な勉強の方法を知らないためにテストで成果があがらない子供さんもたくさんいます。
これと同じように、お母さん達も子供のモチベーションをあげる方法を知らないので、ついイライラして子供にあたっているのかもしれません。
大人になっても遊びや好きなことをしているときには、ワクワクして時間も忘れて熱中できるのに、勉強はちっとも楽しくないとおもいませんか?
今回、紹介する臨床心理学者ハーズバーグの二要因理論とは、仕事の上で生産性をあげるために、満足していて楽しく仕事ができる要因と不満が多く生産性が下がってしまう要因を分析した理論になります。
この理論に照らし合わせながら、子供の勉強の成果をあげるために、楽しく勉強ができ、やる気を引き出す方法を活用してみましょう。
お小遣いなどを与える報酬型
ハーズバーグは、基本的に不満を感じ、苦痛から逃げたいと感じる原因が「衛生要因」といっています。給料が安いことや職場環境など本人以外の外からの要因がこれに当たります。
しかし、この外部要因は、給料などUPしたときに、一時的には不満は減りますが、時間が経過するにつれてまた、不満要因になり給料が足りないと感じるようになるそうです。
私の子育て時代にも「〇〇ちゃんの家は、テストで100点取るとおこずかいもらえるんだよ」とか「通知表で5を取ると一科目に1000円おばあちゃんがくれるんだって」とお小遣いをせがまれた事もあります。
両親や祖父母が、テストの頑張りを認めてほめながら、お小遣いを渡す場面が目に浮かんできます。その結果、確かに成績がUPしたという家庭も聞いたことがあり、効果ありだと思います。
報酬は、お小遣いをではなくても家族で食事に行ったり、子供の好きな旅行に行ったりする事も報酬の一つになるので、子供のやる気UPに、つながりますね。
出来たことを認める承認型
ハーズバーグは、生活をするためにの給料はやる気を引き出すには必要ですが、仕事での満足感のためには、「仕事が面白い」「自分の成長を感じる」などやりがい感が必要になると言われています。
テストの成績が10点でもUPしたときには、「あの時にすぐにゲームやめて勉強していたのが良かったのね。」など頑張った事を認めてあげることで、また次も頑張ってみようという気持ちになってきます。子供が「よし、また勉強を頑張るぞ!」と思えたときに、次はご両親の頑張りどころです。
親が、楽しそうにゲームや携帯を見たりせずに、両親も読書や新聞読む時間をつくり、子供が勉強がしやすい環境を整えてみることも挑戦してみてください。
私の子育ての経験談
私も仕事に育児・家事を両立しながら、2人の子供を育ててきました。残念ながら私の子育てでは、通知表などでお小遣いをあげた事はありませんでした。
勉強を頑張った成果がテストの成績なので、お小遣いをあげるのは何だか違う気がしたからです。
通知表などの結果には、あまり反応しないようにしていたので、子供も夏休みが終わるころにあわてて、通知表の保護者印をもらいにくる感じでした。でも、その時はしっかり勉強や音楽など頑張った事を、ほめていました。
なので2人の子育ての間は、成績の結果で報酬をあげることは一度もなかったと思います。
しかし、学校で表彰された絵や版画・習字などは、自宅のみんなの見えるリビングの壁に飾って、いつでも誰でも見れるようにしていました。
リビングに飾ることで家族だけでなく、来客者も「お習字が上手だね」とか「この絵の色合いがいいね」とたくさんの人が、本人の前で作品をほめてくれました。
頑張った作品を飾ることで上手に出来たことを認めることになり、部屋のインテリア代わりにもなるので、一石二鳥の感じですね。
子供が、学校で一生懸命に作った作品なので、近所の額縁屋さんに行き、絵に合う額縁を選んでいただきました。
何と子供が30歳になり、独立した後も自宅のリビングの作品は健在です。ただ、捨てられないので飾っているのは確かです。
今後は、作品を見ながら、孫にお父さんやお母さんが小学校の時に書いた作品だよと説明してあげようと思っています。
まとめ
子供が自分から勉強する家庭は、ほとんどないですよね?
例えば子供が小さい時に電車に関心があれば、絵本と実物をつなげてあげれば、「知る楽しさ」につながり、もっと知りたいと自分で本を開いていくと思います。
しかし、実際には親が子供に「勉強は大丈夫なの?」と言っている家庭がほとんどです。なので、子供のやる気を引き出すためにもハーズバーグの報酬と承認を上手に使いながら、子供の反応を観察してみてください。
結局は、すべて子育てをした結果、良かったか、悪かったか、あなたの子育てが終わった時点でわかります。
子供にとって、あの時の親の関りはどうだったのかを振り返りながら、子育ての答えを出していくのだと思います。
子供と一緒に親も成長していきましょうね。